いつも山口県厚狭自動車学校をご利用いただきありがとうございます。
さて、秋の全国交通安全運動実施中の9月25日、当校では市内の企業様よりご依頼をいただき、企業研修を実施しました。
企業研修の狙いは、高度な運転技能・意識を持った企業ドライバーを養成し、道路交通における適切な運転行動を通じて
① ドライバー自身の安全確保と事故防止を図ること
② 安全運転を通じて企業のブランドイメージを高めること。
③ これらのシナジー効果により安全・円滑・快適な交通環境を実現すること。
を目指します。
もちろん企業様にとっても、事故減少による様々な危機管理コストの削減という副次的効果もあります。
オリエンテーションに引き続き、運転適性検査を実施します。
運転行動はドライバーの人格がそのまま反映されやすく、他者からの助言や指摘を受け入れにくい傾向があるといわれ、自分自身の傾向性を科学的・客観的に見つめなおす機会となります。
いうまでもなく視力は運転に最も必要な認知器官です。
視機能は「静止視力」以外に、「動体視力」・「夜間視力」・「視野」など様々に分類され、それぞれ各測定機器により自分の視機能を計測し状態を認識していただきます。
次に実際に車両を運転していただきます。
場内走行ではS字、クランク、車体感覚の判定、急制動、急発進時の措置、標識標示に対する観察能力の判定、車庫入れにおける、誘導速度安全確認の判定等を行います。
ちなみにこれは急制動の様子。
こちらはスイッチバックによる車庫入れ・方向転換要領です。
路上段差への乗り上げの課題です。
写真にはありませんが、このあと、路上走行を行い、検定コースでのレベルのチェック、適切な右左折、進路変更、標識標示に従った運転、安全な走行位置、速度の選択、危険を予測した運転などの観察、判定を行いました。
運転適性検査の結果や、運転技能評価表に基づき、総合診断指導を行ったのち、研修修了証明書を交付いたしました。
研修の結果、得られたスキルは帰りの運転から即実践していただきますようお願い申し上げます。